<画像引用:http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010010901000250.htmlより>
こんにちは、SURGE ABEです。
昨日は近江神社で競技かるた名人戦とクイーン戦が行われました。
名人戦はBS2のダイジェスト番組の解説を務めていた伊藤孝男七段が
「10年に一回見れない。20年に一回あるかないか。こんなのは見たことがない」と評するほどの名勝負でした。
47NEWS:かるた名人、西郷さんが12連覇 百人一首の日本一決定戦
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010010901000250.html
大津市の近江神宮で開かれた小倉百人一首の競技かるた日本一を決める「第56期名人位決定戦」で9日、東京都葛飾区の会社員で永世名人の西郷直樹さん(31)が福井県越前市の会社員三好輝明さん(26)を破り、12連覇を果たした。第54期クイーン位決定戦は、京都市の立命館大2年で永世クイーンの楠木早紀さん(20)が6連覇した。
先に3勝すれば勝つ名人位戦は、西郷さんが2連敗の後に3連勝。三好さんは2年前の対戦で、西郷さんの連勝記録を27でストップさせていたが、今回もあと一歩届かなかった。
楠木さんは埼玉県戸田市の家事手伝い吉峰翼さん(27)と対戦し、2連勝した。楠木さんは「勝ちたいという執念で押し切った。終わってほっとしている」と表情を緩めた。
三好さんと吉峰さんは全国の4段以上の計149人から勝ち抜いて、名人、クイーンに挑んだ。決定戦は全日本かるた協会の主催。舞台となった近江神宮には百人一首の最初の歌を詠んだ天智天皇が祭られている。
名人戦の詳細ですが、
一回戦 X 西郷 (6枚差) 三好 ○
二回戦 X 西郷 (3枚差) 三好 ○
三回戦 ○ 西郷 (8枚差) 三好 X
四回戦 ○ 西郷 (2枚差) 三好 X
五回戦 ○ 西郷 (6枚差) 三好 X
四回戦で、
三好挑戦者が残り1枚、西郷名人が残り2枚の状況になったそうなのですが、
三好挑戦者にダブル(自陣が詠まれたのに、相手陣を触ってしまい、尚且つ、相手に札を取られてしまい、取られた分とお手つきした分で二枚、相手に札を送られてしまうお手つきのこと。三枚の差がついてしまう)が出てしまい大逆転!
あと1枚で名人ということろでダブルが出てしまった三好挑戦者は、筆舌しがたいほど残念だったと思います。
来年も挑戦者に名乗りを上げてリターンマッチを期待したいです。
西郷名人は追い込まれた状況からの12連覇と言うことで、偉大な快挙だと思います。
クイーン戦ですが、
一回戦 ○ 楠木 (4枚差) 吉峰 X
二回戦 ○ 楠木 (2枚差) 吉峰 X
「日本一速くて日本一美しい取り方をする」吉峰挑戦者が「厳しくて強い」楠木クイーンと接戦を繰り広げましたが、楠木クイーンが女王の貫禄を見せて押し切りました。
吉峰挑戦者は、名人戦の調整中の西郷名人と対戦して6枚差で勝っていたそうです。
その吉峰挑戦者を破った楠木クイーンの強さは想像を絶します。
かなり気が早いですが、来年の名人戦クイーン戦ともに楽しみです。
<参考>
競技かるた用語集
http://www.geocities.jp/sis_karuta/yogosyu.html